TOP 配合飼料について 牛・豚・鶏の配合飼料

COMPOUND FEED

牛の配合飼料

乳牛用飼料

乳牛の飼料は、ほ乳期用(代用乳・人工乳)→育成期用→泌乳期用→乾乳期用→とステージごとに飼料が変わります。
代用乳はミルクのことであり、お湯に溶かして与えます。人工乳とは離乳用の飼料であり、ミルクと並行して与えますが形状は大人の牛と同じです。
育成期用は1歳以下の幼牛と初めて種付けしてから出産まで(概ね2歳)の若牛段階の飼料とに分かれます。
分娩後の泌乳期用の飼料は一緒に与える粗飼料によって、栄養成分を考慮します。この為、泌乳期の飼料はシリーズで粗蛋白成分の違うものを設定しています。次の分娩の60日前からは分娩に備えて搾乳を中止し、この乾乳期には泌乳期とは違う飼料が与えられます。

肉牛用飼料

肉牛の飼料は、品種(乳用種・交雑種・和牛等)によって設定されている飼料が違います。品種によって目指す肉質が違い、それにあった設計がされています。
肉牛の場合は、ほ乳期から育成期の飼料についても、乳用種と交雑種・和牛では異なる飼料となります。肥育期については肥育前期は体をしっかり作る時期、肥育後期については体を大きくしていく時期となっており、肥育前期の方が粗蛋白質が高い設計となっています。肉牛は品種によって肥育期間が異なる為、前期と後期の期間についても違いがあります。
また、和牛の飼料には大麦が多く配合されています。

豚の配合飼料

豚用飼料

豚の飼料は、ほ乳期→子豚→肉豚と成長ステージごとに飼料が変わります。また、繁殖用の種豚にも育成段階と維持段階があります。その他、特定の病気を持たないSPF豚においては、通常の豚と飼料が異なります。

鶏の配合飼料

採卵鶏用

卵を産んでいる鶏に食べさせる飼料です。使用原料としてはとうもろこしの割合が高く、成分的には魚粉や炭酸カルシウムなどを多用している為、カルシウムが高い。鶏がくちばしで食べやすいよう、原料の粉砕工程においてある程度の粒を残した粉状となっています。

ブロイラー用飼料

ブロイラーは短期間に大きくする為、採卵鶏用に比べ高カロリー、高蛋白に設計しています。えつけ(ひよこ)→前期→中期→後期と成長ステージに合わせて粗蛋白質やカロリーの成分量を変えていきます。採卵鶏用と同じくちばしで食べやすいよう、ある程度の粒を残した粉状となっています。